化粧品の「本当のところ」

肌が乾燥する怖い原因


どこの肌が乾燥しますか?

肌の乾燥が気になりますか?
ではその乾燥はからだのどこに出ているでしょうか?

全身ですか?

顔だけでしょうか?

もし全身が乾燥しているとしたら、それは体調や体質の問題か、季節的に外気が乾燥しているといった環境の問題かもしれません。

でももし、体も手足も乾燥していないけれど、顔だけが乾燥しているとしたら、それは顔に特有の原因があるということです。

そしてその最も考えられる原因は、残念ながら化粧品かもしれません。



  肌はもともと乾燥しない


もともと肌は乾燥しないようにつくられています。

肌の最も外側は角質層という死んだ細胞の層でできていますが、この死んだ細胞のあいだに「細胞間脂質」と呼ばれる脂質(いわば油)の層があり、肌の水分が肌の外に逃げていくのを防いでいます。

また、肌は皮脂腺から出される皮脂の膜に覆われていますが、この皮脂の膜も乾燥から肌を守っています。

簡単にいうと肌は油の膜で乾燥から守られているということになりますが、この細胞間脂質や皮脂が充分に働いてくれないと、肌が乾燥するという原因になってきます。

もし顔の肌だけが乾燥するというのであれば、顔の肌の細胞間脂質や皮脂だけが、何らかの影響を受けているということになるのです。



  女性だけが乾燥する?


ところで、男性はなぜ化粧水などを使う必要がないのでしょうか?

なぜ男性は乾燥を感じないのでしょうか?

性別の差として女性より男性のほうが皮脂分泌量が多いといったことはあるでしょうが、女性と男性で圧倒的に違う生活習慣があります。

それは、メイクをするかしないか、それにともなってクレンジングを使うかどうかです。

メイク品は基本的に「油」です。

「メイクをする」ということは「肌に油を塗る」ということですが、これ自体が特に肌に悪いわけではありません。

ただ、考えてみてください。

肌に「皮脂という油」と「メイクという油」が乗っているとして「メイク油」だけを落とすことができるでしょうか?

当然、クレンジングをすれば皮脂も一緒に落ちてしまいます。

さらに洗顔料で追い打ちをかけ、肌が突っ張るほど油を奪ってしまいます。場合によっては角質層の細胞間脂質にまで影響が及んでしまうかもしれません。

これが顔の肌の乾燥の大きな原因です。

男性でも、女性と同じように普段メイクをして過ごす男優さんのすっぴんは、大抵は見るからに乾燥し、肌トラブルを抱えているような肌をしています。

顔の肌だけが乾燥している場合は「自分はもともと乾燥肌だから」と思わず、将来の肌のためにも、化粧品習慣から見直してみることが大切です。



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